かつてこの国で戦争を起こしたのは「悪い本を書いた人間」ではなく「悪い本があふれているから日本はだめになる。本屋を良い本だけにして悪い本を誰も読めないようにしよう」とした連中である。

鐘の音さんはTwitterを使っています (via wideangle)
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  • 15時間前
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ShortNoteを読んでいて、自分には『苦手だなぁと感じる』タイプの書き手さんがいます。
文章の端々から、「世が世なら私は物書きになっていたはずなのに…」臭のする方です。

自分はTumblr流民です。ShortNoteユートピア… | Short Note (via mitaimon)
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  • 1日前
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  • 3日前
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今まで会った中で最高にたちの悪いメンヘラは、独学で精神科の勉強をして「最近医者に何を言えばどの薬が出てくるのかわかるようになったから色々試してる」と言い始めたメンヘラですね。

mora式さんはTwitterを使っています: “今まで会った中で最高にたちの悪いメンヘラは、独学で精神科の勉強をして「最近医者に何を言えばどの薬が出てくるのかわかるようになったから色々試してる」と言い始めたメンヘラですね。” (via wideangle)
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  • 5日前
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「AKBメンバーであり続けたいというよりも、卒業することで自分が普通の人だったということに気付くのが怖いんだと思いますよ。ステージの上で輝いていたはずの先輩たちが卒業後はただの人になっていく姿を見て、現実逃避に走る子が多いんです。卒業後は全く仕事がない人もいますし、活動ができていてもAKB時代のようにスポットライトを浴びることはありません。一度でもスポットライトを浴びてしまうと、常に自分が主役でいなければ怖くなるのが芸能人の後遺症とも言われますから、そう考えてしまうのも仕方がないんですけどね」(同・放送作家)

"卒業"に恐怖を抱くAKBメンバーたちが続出中? 業界で囁かれる、メンバーの深刻な問題- 最新ニュース|MSN トピックス (via smiley884)
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  • 5日前
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こういう男性がいました。「あの、僕、メニューがないバーって初めてでして。どうやって注文したら良いのかよくわからないんですけど、たぶん彼女は飲みやすくてそんなに強くないもの、僕はさっぱりしたものが飲みたいんですけど。何か教えていただけますか?」完璧ですよね。こうやって言われれば、もちろんバーテン側も「あなたの味方になります。このデートを成功させるのを手伝わせて下さい」という気持ちになるんです。こういうことを言える男って、これからの人生困ったことが起きても上手く乗り越えられると思うんです。女性に「この人、すごく良い男ですよ。絶対に手放さないように」と心の中で伝えます。

バーで試される「男力」|ワイングラスのむこう側|林伸次|cakes(ケイクス) (via tmplcppl)
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  • 1週間前
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811 :(‘A`):2013/07/28(日) 23:02:22.40 0
開けた瞬間客が一斉に自分の方を見たらそのまま閉めろ
それは常連しかこねーウゼー店だ



813 :(‘A`):2013/07/29(月) 00:09:22.82 0
> 開けた瞬間客が一斉に自分の方を見たらそのまま閉めろ

わかりやすいな参考にしよう



815 :(‘A`):2013/07/29(月) 05:58:19.37 0
»813
同じ事だけど店員が一瞬ギョっとしていらっしゃいませがすぐ出なかったら
常連頼みで居心地悪い店



812 :(‘A`):2013/07/28(日) 23:45:46.77 ID:BDuDuqkM0!
昔シンガポールのインド人街のインドスナック行ったの思い出した
もてなそうなオッサンたちが酒飲みながら店の女にちょっかい出したり
一緒にカラオケ歌ったり踊ったり。人は世界中どこも同じだなと悟ったね。
ドア空けたときに誰もこっち見なかったから居座ったけど
一人100%アウェイで「おまえ何しに来てんだよ」ってみんな思ってたはず

ヒロイモノ中毒 【居酒屋】常連頼みで居心地悪い店を一瞬で見極める方法 (via petapeta)
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  • 1週間前
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タイのアユタヤ王国時代に日本人町を主催し、
アユタヤ王国ナンバー3にまで上り詰めた
山田長政が徳川家縁(ゆかり)の静岡県浅間神社に
軍艦の絵馬を奉納しているが、
海外に送った浪人を日本の勢力拡大に用いるという
家康公の戦略は
莫大な貿易利益と共に
確かに一部実を結んでいる(@w荒

しかし後のプラーサート・トーン王となる
シーウォーラウォンによって
左遷先のナコーンシータンマラート(六昆)で
1630年に山田長政が毒殺され、
謀反の恐れありとして
日本人町が焼き討ちされてからは
幕府は鎖国政策を推進し、
日本人の海外雄飛の夢は絶たれた(@w荒

戦国時代に戦い慣れた日本の浪人団の戦闘力は
可也のもので、
山田長政はスペインのアユタヤ王国への来寇を
2度退け王女を娶りナンバー3に上り詰めた訳だが、
幕府が本気になっていたら
豪州やアメリカもことによったら
日本の勢力下に入っていたかもしれない(@w荒

ただ家康公亡き後、
長政の毒殺と日本人町の焼き討ち後は
幕府も冒険をしなかったのだろうな。
鎖国によって海外への夢を諦めたことを代償にして、
260年の太平の世が
齎された(もたらされた)とも言える。
結果として朱印船貿易と日本人町は
幕府の棄民政策となった(@w荒

東京kittyアンテナ(@w荒:日本人町は家康公の棄民政策か南方への夢か(@w荒 (via tamejirou)
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シングルマザーの貧困は本当に「自己責任」!?
100人調査でわかった母親たちの実態

現在の日本では、6人に1人の子どもが貧困状態にある。なかでも深刻なのは、ひとり親世帯の状況だ。ひとり親世帯の貧困率は2人に1人以上(※ひとり親世帯の貧困率54.6%、2013年国民生活基礎調査 厚労省)にも達している。絶対的貧困ではなく相対的貧困だが、「だから深刻さが少ない」とはいえない。

今回は、シングルマザーの孤立・困難・貧困を「まるごとささえる」活動を展開する「大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAO)」代表の徳丸ゆき子氏にインタビューした。「DVをガマンせずに離婚したから」などと特に自己責任論で追い詰められやすいシングルマザーたちとその子どもたちは、今、どういう状況にあるのだろうか?

「なんとか一緒に生きていこう」
子どもの「今」をサポートする活動

徳丸ゆき子さん
大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAO/シーパオ)代表。大阪府生まれ。NPO法人にて不登校、ひきこもり支援に従事した後、2002年より国際協力NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに所属。国内事業を担当。子どもの社会参画、子どもの貧困、東北大震災復興支援のスタッフを経て、2013年に現団体設立。
Photo by Yoshiko Miwa

「『生き延びることが大切』ということを、言っていかないと。もっと言っていかないといけないと思います」

 知的な表情とシャープな語り口で、徳丸ゆき子さん(43歳)は語る。声には熱さがこもっているけれども、いわゆる「暑苦しさ」は感じない。言葉は明晰で論理的だが、冷ややかさはまったく感じられない。

 現在、大阪市に拠点を置く「大阪子どもの貧困アクショングループ(CPAO)」の代表を務めている徳丸さんは、大阪で起こった2つの衝撃的な出来事をきっかけとして、「子どもと親をまるごとささえる」を活動趣旨とするCPAOを立ち上げた。2つの衝撃的な出来事とは、2010年の2児放置死事件・2013年の母子変死事件だ。

 CPAOの活動内容は、「しらべる(調査・レポート作成)」「みつける(アウトリーチ)」「つなげる(相談事業)」「ほぐす(直接支援・介入)」と多岐にわたっている。また徳丸さんは、前回の「緊急アクション関西『子どもの貧困対策大綱できてんて? ほんで、どうすんねん?』」の呼びかけ人の一人でもある。

「いつも、子どもたちに『とにかく生きよう』と言っているんです。お母さんたちは、プライドが傷つくことを恐れていたり、世間体を気にしていたりするんですけど」(徳丸さん)

 生きたいと望むのは、生き物である人間が当然持っている本能であるはずだ。

「でも、『死ねばいいやん』と自棄を起こす子どもたちも多いし、大人の自殺も多いです」(徳丸さん)

 とにかく生き延びた先に見えるものが希望や尊厳ではなく絶望や屈辱であるとしたら、「自殺を先送りして生き延びよう」と考えるのは確かに難しい。「生きていれば何か良いことがあるかも」と自分に言い聞かせようとしても、必死で口に出したところに「ただの可能性、あくまで『かもしれない』」という冷笑を浴びせる人も多い。その冷笑は、ギリギリのところで持ちこたえている心を決定的に折ってしまうかもしれない。一度そんなことがあると、自分を励ますための言葉を思い浮かべることも、口に出すこともできなくなる。自殺を考えるような状況に追い込まれたとき、筆者はそうだった。

「だから、なんとか一緒に生きていこうと言い続けなくては、夢も希望もなさすぎます」(徳丸さん)

 その重い言葉を、明るく熱く語る徳丸さん。けれども、子どもの貧困は現在進行形の、重い事実だ。

「ええ。貧困には暗いイメージがありますよね。CPAOを設立するとき、『貧困』を入れるかどうか、ネーミングで悩みました」(徳丸さん)

不登校の経験者として、
シングルマザーとして

 1970年に大阪市で生まれた徳丸さんは、ほぼ大阪近辺で育った。

「私、もともと、不登校児だったんです。よく『協調性がない』と通知表に書かれるタイプの子どもでした。小学校で『この子、泣かないから』といじめられたり。生きづらくて、『大人になったら死にたいな』と思ってました。でも、親に可愛がられていたので、死ねなかったんですよね(苦笑)」(徳丸さん)

 それでも高校卒業にこぎつけ、イギリスにいた親戚を頼って語学留学した。

「生きやすいなあ、という感じでした。人種差別など差別はありましたけど、『自分そのままでいられる』という感じ。日本だと『空気を読む』が求められて、ストレートに言うと『あの人ってひどいよね?』と陰で言われたりしますよね」(徳丸さん)

 そのままイギリスで大学に進学して心理学を学んだ。

「生きづらく自分のことが良くわからない人の、良くある選択です(笑)」(徳丸さん)

 大学卒業後、日本に帰国して不登校支援を行った後、NGOの世界組織「セーブ・ザ・チルドレン」で日本国内向け事業に従事し、約10年間、子どもの社会参加を促進する活動・子どもの貧困を解決するための活動を行っていた。2011年3月以後は、東北の子どもたちの支援も対象としていた。この間に結婚し、男児(現在9歳)に恵まれるも、離婚を余儀なくされた。

 その後の2013年7月、大阪北区母子変死事件の直後、有志でCPAOを立ち上げた。

「ずっと、ウジウジしていました。なるだけ表に出ないようにしていました。でも今は、覚悟決めてやろうと思っています。半端だと妬みをぶつけられたり足を引っ張られたりしますけど、頑張って勇気出してやっていると、応援してくださる方の方が多い」(徳丸さん)

 なぜ、「やろう」という覚悟を決めたのか。

「自分がシングルマザーで明日は我が身、他人事とは思えませんでしたし、子どもの貧困は、人権問題です。相対的貧困だから辛くないということはありませんけど、日本にも絶対貧困状態の子どもはいます。子どもを貧困状態のままにしておくことは、人権侵害です」(徳丸さん)

 はっきり言える背景には、イギリスでの経験もある。

「私がいたころのイギリスは、ちょうどサッチャー政権が終わるころで、貧困問題が深刻になっていました。その時に市民がデモをして、『Shame Government!(国よ、恥じろ!)』と声を上げたんです。国が恥じなくてはならないんです。そのときに、人権や社会を学びましたね。日本には、そういう人権意識はありませんから」(徳丸さん)

 では、今、子どもとその親の貧困の実際はどのようなものだろうか?

生活保護受給をためらう人も
シングルマザーたちの実態

2014年8月30日に開催された緊急アクションは、急遽開催されたにもかかわらず、約80名が全国から参加した
Photo by Y.M.

 CPAOは、困難を抱えた子どもたちとその親たちに対し「子どもと親をまるごとささえる」という活動趣旨のもと、「みつける(アウトリーチ)」「つなげる(相談事業)」「ほぐす(直接支援・介入)」と多様な支援を行っている。しかし直接間接の支援と同等に「しらべる(調査・レポート作成)」を重視している。実態が分からないことには、どういう支援がどれだけ必要なのかを検討しはじめることもできない。それにしても、目の前の喫緊のニーズに対する直接支援、それを支える間接支援と同等に、調査に優先順位と重みを置く理由は何だろうか?

「前職の『セーブ・ザ・チルドレン』にいた2009年ごろから、行政が『エビデンス・ベース』を重視しはじめました。『証拠に基づく』ということです。とにかく、証拠を出さないと行政は動きません。だから、特に見えにくい子どもの貧困について調べることにも力を入れてやっていかないとダメだと思っています」(徳丸さん)

 CPAOで現在進めている「しらべる」は、シングルマザー100人へのインタビューだ。2014年11月20日(世界こどもの日)に向けて、報告書をまとめつつある。なぜ、母親たちに?

「子どもたちの直接調査って、難しいんです。前職で2010年、100人の子どもたちへのインタビュー調査をしたことがあるのですが、子どもたちから直接、自分たちの貧困について話してもらうことは、思いのほか難しかったですね」(徳丸さん)

 まず、貧困状態にある子どもたち自身が、「自分は貧困状態にある」と思っていないことは珍しくない。貧困世帯の多い地域では、特にその傾向が強い。そういう子どもたちに敢えて「あなたは貧困なんだ」と知らせる必要はない。また、「自分は貧困状態にある」という事実、さらに貧困に起因するさまざまな困難を抱えているという事実は、子どもにとって決して受け入れやすいものではない。子ども自身が話してくれるとしても、自分のこととしてではなく「友だちにこういうことが」と伝聞の形で話したりすることもある。

 そもそも子どもの貧困とは、結局は子どもの育っている世帯の貧困であり、親たちの貧困である。そこで、徳丸さんたちは、まず、特に貧困に陥りやすいシングルマザーを対象としての調査を開始している。現在見えてきたもの結果はどのようなものだろうか?

「大きく分けて、3つのケースがあります。1つ目は、働いても生活保護以下になってしまうワーキングプア状況。雇用、社会構造の問題。2つ目は、そもそも良好ではない環境で育ち、子どもたちにもまた良好な環境を与えることができない『負の連鎖』ケース。3つ目は、負の連鎖を継承しながらも、今が一番幸せだという、生活保護があってよかったなというケース。生活保護がなければこの親子はどうやって生きていけたのか、あってよかったな、守っていかなければならない大切な制度だということを改めて思います」(徳丸さん)

 いずれにも共通するのは、「お金がない」という明らかな貧困状態だ。シングルマザーの多くは、就労していても充分な収入を得ることができない。育児を行いつつ就くことのできる仕事は、どうしても「時給が最低賃金よりやや上」程度のパートタイム労働に限られやすく、収入は1ヵ月あたり10万円程度にしかならないことが多い。もちろん、生活保護基準以下である。生活保護を利用しない限りは、ダブルワーク・トリプルワークを強いられることになる。

「もちろん、そうなると、子どもと一緒にいる時間は減ります。子どもが問題を抱えることにもなりやすいですし、お母さん方も体を壊される方が多いです。でも、お母さんたちが『子どものために仕事を減らして家にいる時間を増やしたい』と望んだとしても、難しいんです。仕事を減らしたら子どもを養うことができなくなりますから」(徳丸さん)

 もちろん、そういう母親たちのために、その子どもたちの健全な生育を支えるために、生活保護制度がある。

「でも、お母さんたちに刷り込まれたスティグマ(※)って、大変なものなんです。生活保護を利用しはじめても、止めちゃうことがあります。たとえば、『病気になったので福祉事務所で医療券をもらって医療機関にいったら、受付で自分の子どもの同級生の母親が働いていたので、噂になって子どもが学校でいじめられることが心配になって生活保護をやめた』というお母さんもいます」(徳丸さん)

 そのシングルマザーは、生活保護から脱出したので、かえって生活が苦しくなっている。もちろん、子どもの生育環境にも悪影響が及ぶことになる。でも、本人が「それでも、生活保護は使えない」と思ってしまう状況は、実際に存在する。

(※)スティグマ……烙印、ネガティブな意味を持つレッテル。

DV被害を受けたシングルマザーたちに
追い討ちをかける『ワーキングプア』の雇用問題

 では、その母親たちは、どのようにしてシングルマザーになったのだろうか?

「多いのは、結婚したら相手にDV被害を受けたというパターンです。傷つけられ、意欲も自尊心も傷つけられて追い込まれていって、無気力に、うつ状態になって」(徳丸さん)

 そうなるのが当然だろう。筆者もDV被害を受けた経験があるので、激しく頷いてしまう。問題は、そうなるとDV被害から抜け出すことも困難になるということだ。

「やっとのことで離婚したら、今度は経済状況が大変になるわけですよね。夫の収入がなくなったり、夫から逃げるために子どもを連れて転居して自分が仕事を失ったりするわけですから。もちろん、精神状態も非常に不安定になります」(徳丸さん)

 暴力的な夫のもとから脱出してそれで終わり、とはならない。自分自身が心身とも傷ついた状況で、心身とも傷ついた子どものケアをしながら日々の生活をなんとか送れるようになり、「就労が可能かもしれない」という状況まで心身の健康を取り戻すことは、大変な難事業といってよい。なんとか日常生活を送れるところまでの回復に3~5年、社会生活が可能になるところまで5~7年、就労が可能になるまでに7~10年かかるとしても、少しも不思議ではない。

 もちろん、手をつなぐことのできる仲間や友達がいて、治療方法などの情報に接することができ、適切な治療を受けることができれば、これほどの時間はかからない。でも、DV被害を受けて離婚を強いられる女性の多くは、そもそも、そのような「資源」から切り離されてしまっていることが多い。たとえば「必要な情報をネットで調べる」は、生育状況が良好でなかった上に低学歴・低学力・低収入という状況から抜け出せずにいるシングルマザーにとって、決して容易なことではない。

「小学校にも満足に通えなくて、小学4年くらいの学力もないお母さんが、子どもを育てていたりします」(徳丸さん)

 現在50歳の筆者が小学生時代を過ごした1970年代の九州でも、義務教育も満足に受けられない子どもは、公立小学校のクラスに1人か2人くらいはいた。多くはなかったけれども、決して珍しい存在ではなかった。小学校時代、困難と貧困のなかにあった同級生たちが親になっていたら……? 徳丸さんの語るシングルマザーたちの困難は、一つ一つ、大きなリアリティをもって想像できることばかりだ。

 では、このように複合した困難がシングルマザーを追い込んだ上に再起を妨げてしまう状況そのものは、どこから解決されればよいのだろうか?

「まず、人権の問題であるという認識を持つ必要があると思います。その上に、個別の問題に対応する必要があると思います。たとえばシングルマザーが『ワーキングプア』になりやすいという問題は、基本的には雇用の問題です。でも私自身、調査していて『こんなにたくさんの不幸があるのか』と思いました」(徳丸さん)

 敢えて、共通するものを挙げると?

「負の累積です。ライフチャンスの制約と貧困が、世代間連鎖しているんです。こういうことに対応しないと、支援策も有効になりません」(徳丸さん)

 だから調査をしているのだが、調査に必要な資源を確保することもままならない。

「現在の調査は、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとの協働で費用がついていますが、来年度の調査費はまだついていません。民間で、もう少し予算を確保できるようにしないと、と毎日思っています」(徳丸さん)

「ディズニーランドに行った」とウソをつく子どもも
日本の子どもはそれでも豊かと言えるか?

2014年8月30日に催された緊急アクションでは、子どもの貧困に対してこれから何をするべきかについて、熱心かつ建設的なワークショップが行われた
Photo by Y.M.

 かつての勢いはないとはいえ、現在でも世界有数の経済大国である日本。「子どもの貧困」が問題になっているとはいえ、生存も危うくなるほどの絶対貧困状態にある子どもの数は多くない。

「確かに、日本にはストリートチルドレンはいません。発展途上国の絶対貧困状態の子どもたちに比べれば、日本で相対的貧困状態にある子どもたちは、モノは持っています。でも、携帯ゲーム機を持ってないのに『持ってる』と言い張っていた子どもが、ある日、本当は持っていないんだということをクラスの同級生に知られ、それがきっかけで不登校になっていたりします。あるいは、夏休みに家族旅行をする余裕のない家庭の子どもが、つい『東京ディズニーランドに行った』とウソをついてしまったり。携帯ゲーム機やレジャーに行くことが一般的な日本で、そういうモノや経験を持てない子どもたちが、『比較されても辛くない』ということはないんです」(徳丸さん)

 結局、子どもに対して、何らかの給付が必要であるということは否定できない。「世帯主の母親に現金を渡す」という形態が最良なのかどうかについては議論される必要があるだろう。しかし、どのような形態で何を給付するとしても、原資は必要だ。

「もちろん、お金は必要です。でも、『お金だけあればいい、生活保護につなげばいい』というわけではないんです。たとえば、10代から働き詰めに働いてきたお母さんが、生活保護を利用し始めたとたんに『何したらいいか分からない、自分は施しを受けて生きていくしかないだめな人間だ』と、うつ病になったり自殺未遂をしてしまったりします。お金の面ではラクになるんですが、お金だけの、簡単な問題ではないんです。それがなかなか伝わりませんね」(徳丸さん)

 困難な家庭では虐待も起こりやすい。今、少しでも良好な生育環境で子どもが育つ機会を確保するために、子どもを親から引き離して養護施設に入れなくてはならない場面もある。とりあえず、子どもは親の虐待からは解放される。

Photo by Y.M.

「でも、養護施設に子どもをつないでも、解決にならないこともあります。まず、養護施設がどういう施設なのかが知られていませんし。良い養護施設であるとしても、施設であるからこその限界はありますし、子どもと家族との再統合が可能になっても、それがなかなかなされていない現状があります」(徳丸さん)

 そういう劣悪な環境からでも、大成する人は稀にいる。堅実な職業生活と社会生活を送り、円満な家庭を営めるようになる人も少なくない。

「でも、傾向として、割合として、比率として、どうなんでしょうか? 大成できる人は非常に少ないから、『すごい』と言われるわけじゃないですか? まったく『自己責任』ではないのに困難な状況に置かれる子どもについて『子どもの運命だ、餓死してもしょうがない』と言う人もいるんですけど……先進国ではありえないと思います。これが『格差社会』、自分と違う生き方をしている人のことを想像しにくくなっているのかもしれませんが。『勉強を頑張って大学に進学すれば、負の連鎖から脱出できる』というのも幻想ではないかと思います。最近は大卒でもワープアの時代ですから。若年層の半分が非正規雇用という状況です」(徳丸さん)

 雇用構造。DVの多さ。女性の地位の低さ。日本の社会の構造には極めて問題が多い。

「でも、日本を変えるのは子ども、と思っています。子どもにとって良い社会になれば、シングルマザー・高齢者・失業者・障害者にも良い社会になるでしょう。『子どもだけ救いたい』と思っても無理です。シングルマザーも、いろんな意味で困窮している人も、地続きです。社会がネグレクトして深い傷を負わせてきた人々です」(徳丸さん)

 自身もシングルマザーとして、さまざまな辛酸を舐めた。DVに遭ったわけではない。実家も近くにあり、9歳の息子の育児にあたって支援を受けることができている。でも、生きづらさは小さくなかった。

「母子心中を考えたこともあります。2010年の二児放置死事件と2012年の母子変死事件、他人ごととはとても思えませんでした。シングルマザーの苦しさを知った人間として、答えはありませんが、しんどい状態にある親子と何があっても一緒に乗り越えていきたいと思っています」(徳丸さん)

 次回は、2014年9月4日に発表された「貧困ジャーナリズム賞2014」について述べる。筆者自身も大賞を受賞したのだが、受賞した個人・団体の多くが、子どもの貧困問題も視野に入れた活動を行っているからだ。

<お知らせ>
本連載に大幅な加筆を加えて再編集した書籍『生活保護リアル』(日本評論社)が、2013年7月5日より、全国の書店で好評発売中です。

本田由紀氏推薦文
「この本が差し出す様々な『リアル』は、生活保護への憎悪という濃霧を吹き払う一陣の風となるだろう」

シングルマザーの貧困は本当に「自己責任」!?100人調査でわかった母親たちの実態|生活保護のリアル みわよしこ|ダイヤモンド・オンライン (via yellowblog)
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